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クリニックのSNS運用代行ガイド|費用相場・サービス範囲・選び方と導入チェックリスト

2025.11.15

目次

広告にお金をかけても、投稿が続かなければ結果は出ません。

SNSの運用を外部に任せることは、単なる「作る仕事の外注」ではなく、「集客と採用を早く進めるための仕事のやり方」をいっしょに作ることです。

本記事では、だいたいの費用、対応内容、目標の数字、契約の決まりごと、返信や対応にかける時間の約束までを、まとめてわかりやすく整理します。

初めての方でも迷わないように、「最初に決めること」から「最初の90日でやること」までを具体的に示します。


まずは「目的をひとつにしぼる」ことと「予約までの流れを一本にする」ことが重要です。

Instagram・X・YouTube・LINEの役割を分け、プロフィール→LINE→予約サイトの順に、最短の流れを作ります。

次に、以下の順で早めに確認して直します。

トラブル対応や法律、同意の取り方も、少ない人数で回せるように整えます。

①あとで見るために保存された割合
②プロフィールを見に来た人の割合
③予約サイトなどへのクリック
④予約が完了した割合


このガイドでは、見積もり比較のチェック表、報告書のひな形、緊急時の対応手順も付けています。

クリニック現場で実際にうまくいった型だけをまとめています。

読み終えたら、すぐに投稿カレンダー作りと「予約までの道のり」の見直しに着手できます。

小さく始め、数字で判断し、同じやり方で何度も再現できる運用を目指します。

結論要約|クリニックのSNS運用を外部に任せる価値

結論は「短期間で型を作り、決めた数字で回す」なら投資する価値が高いということです。

見るポイントは以下の3つです。

・「費用に見合う効果があるか」
・「体制は回るか」
・「ルールと管理があるか」

私たちの支援では、編集のひな形と計測の仕組みを先に入れた医院ほど、結果が安定しています。

まず目的を一つにしぼり、各SNSの役割と予約までの流れ、追う数字を合意します。

迷いが減ると、立ち上がりが早くなります。

外部に任せた方がよい医院の条件と、院内だけでやる場合の弱点

外部に任せた方がよいのは、以下の場合です。

①週3本の投稿を続ける人手や技術が足りない場合
②医療広告の決まりや同意の取り方に不安がある場合
③撮影や編集の品質がばらつく場合

院内だけでやる弱点は「特定の人にしかできないことが増えること」と「数字の見え方が弱いこと」です。

外部の強みは、撮影の仕組み、編集チーム、同じ形で出せる報告があることです。

弱点は費用と温度差ですが、「返信や差し替えにかける時間の約束」「役割の分担」「最低限の目標数字」を契約前に紙で決めれば管理できます。

費用は目標の数字とセットで評価します。

最初の90日でやること(決める→始める→試す→見直す)

最初に「目的」「目標の数字」「診療科」「想定する来院者像」「各SNSの役割」を決めます。

キックオフでは、承認の流れ、緊急時の動き、同意の取り方、素材の保管ルールを共有します。

最初の2週間はテスト投稿を行い、最初のつかみ・行動ボタン・動画の長さを2案で比べます。

プロフィール、LINE、予約フォームは最短の道に整えます。

30日目は保存とプロフィール遷移を確認し、60日目は外部クリックを確認し、90日目は予約完了の割合を確認します。

うまくいった企画は連載化し、広告は少額で補助します。数字で決めれば、無理なく広げられます。

費用の目安と料金の考え方

結論は「内訳を分けて比べればムダを減らせる」ということです。

見積もりは「毎月の運用費」+「最初の準備費」+「広告費(必要なら)」+「追加オプション」で構成されます。

特に、投稿の本数・撮影の回数・編集の長さ・報告の詳しさがあいまいだと、あとから増える可能性があります。

目的(集客・採用・予約までの流れ)に対して、必要なものだけを選ぶことが近道です。

月額の幅と内訳(企画・撮影・編集・投稿・報告)

目安は月15〜60万円です。

小さく始める場合は月8〜12本を制作します。

標準は週3本+毎日のストーリーズを想定します。

手厚いプランは動画多め+分析強化とします。

内訳は以下の通り。

①企画会議
②まとめての撮影(半日〜1日)
③編集(縦動画・字幕・表紙画像)
④投稿の運用(文章作成・予約投稿)
⑤報告(毎週/毎月)

手間を減らすコツは、連載化とひな形運用を行うことです。

比べる時は「1本に何を含むか」まで確認します。

最初の準備費(戦略・ひな形・撮影の土台)

目安は20〜80万円です。

内容は、目的と目標の数字の設定、各SNSの役割決め、表現のルールとNG例、撮影と編集のひな形、LINEのメニューやリンク設計、素材保管の仕組みなどです。

ここを削ると「毎回その場対応」が増えてコストが上がります。

逆に、先に道筋と計測を固めると、月額の回りが軽くなります。

おすすめは「台本ひな形30本+チェックリスト+承認の流れ」のセットです。

広告費と運用手数料(広く届ける/予約につなげる)

広告は「届く人を底上げする」目的で有効です。

媒体費は月5〜50万円、手数料はその10〜20%が一般的です。

運用の考え方は、認知は表示や再生を重視し、獲得は予約やLINE追加を重視するように役割を分けます。

作る画像や動画は普段の投稿と同じ作りにすると学習が早く進みます。

名前で探してくる人向けには、見逃した人にもう一度届ける広告で補強します。

広告の数字と自然投稿の数字は分けて見て、毎月の関係を確認します。

よくある追加(LINE連携・Web問診・コメント対応・追加撮影)

追加で多いのは、①LINE公式の設定(メニュー・タグ分け配信・自動応答)、②Web問診や予約フォームとの連携、③コメントやDMの一次対応、④追加撮影です。

目安は各月3〜15万円です。

いちばん価値が高いのは「予約までの道のりを短くする」連携です。

コメント対応は「いつまでに返すか」「夜間はどうするか」と、上の担当へ引き継ぐ条件を先に決めます。

追加撮影は台本とカット表で無駄撮りを防ぎます。

必要最小で始め、効果が出た項目だけを広げます。

やってくれる範囲と、見るべき数字・報告

結論は「担当範囲と数字の見方を先に決める」ことです。

作る・運用する・数字を見る・直す、の境目があいまいだと、費用も責任も広がってしまいます。

まず外部の標準プランを定義し、院内の仕事との分担を合意します。

つぎに、追う数字と報告の詳しさを固定します。これだけで比較が一気に楽になります。

標準パッケージ

必ずやる内容は、戦略作り、撮影と編集、投稿運用、数字の計測、毎月の報告です。


必要なら追加する内容は、広告運用、コメントの一次対応、LINEや問診の連携、追加撮影です。


院内の担当は、医学的な確認、最終承認、緊急対応、素材の手配です。


返信や差し替えにかける時間の約束を文章にし、納品物は台本ひな形・編集データ・報告書にそろえます。

目標の数字の見方

評価は「手前の小さな数字」から先に見ます。

まずは届いた人と保存の割合を確認します。

次にプロフィールを見に来た割合を見ます。

つぎに外部リンクのクリックを確認します。

最後に予約完了の割合を確認します。

SNSごとに計測用の合図(リンクの印)を付け、電話は計測用の番号を使います。

LINEはメニューの動きを取得します。

数字は3カ月ごとに見直し、目標は幅で設定します。

報告の量と頻度

毎週は短く、直すための報告を行います。

保存、プロフィール遷移、外部クリック、上位3投稿の学びを1枚で共有します。

毎月は全体を整理します。

媒体ごとの数字、予約完了、広告との関係、改善の実行率を確認します。

見るべき画面は、媒体の数字、導線の数字、予約の数字、異常の知らせです。

いらない数字は出しません。

目標に届かない時の直し方

手順は、①原因の仮説(最初のつかみ、訴え方、行動ボタン、出す時間)を立てます。

②2案だけ試して比べます。

③プロフィール文・リンク配置・予約ページの項目数など「段差」を削ります。

毎週は1つの数字だけを直し、毎月は予算と投稿の配分を組み替えます。

季節の影響が大きい時は、企画の時期をずらします。

外部パートナーの選び方

結論は「診療科の実績×体制×返信の約束×情報の出し方」で選ぶことです。

値段や投稿本数だけで決めると失敗します。

医療分野の実績、作る〜確認〜承認の仕組み、返信の約束と緊急対応、そして失敗の開示までを確認します。

見積もりは同じ項目で並べて比べます。

診療科ごとの実績

まずは「自院の診療科で結果を出しているか」を確認します。

小児科は季節テーマ、整形は症状別の解説、皮膚科はビフォーアフターの見せ方など、重要なポイントが異なります。

大事なのは「フォロワー数」ではなく「予約まで届いたか」です。

地域の特性や競合の密度も見ているかを確認します。

面談では、直近の似た3事例の数字の流れと直し方を図で説明してもらいます。

制作体制と確認の流れ

事故を減らすには仕組みが有効です。

撮影・編集・運用・分析の分業に、医師→広報→最終承認の3段チェックがあるかを確認します。

台本ひな形、NG例集、同意書のひな形は用意されているかを見ます。

薬機法や医療広告のチェック表を使っているかも重要です。

承認までの時間、差し替え期限、素材の保管ルールまで紙で明記している会社は安心です。

スケジュールと返信の約束

運用は時間との勝負です。

月の編集会議、まとめ撮り、週の投稿計画、毎日のストーリーズまでの予定を提示してもらいます。

返信の約束は「平時は24時間以内、緊急は2時間以内」など具体的に契約に入れます。

夜間・休日の当番、停電や災害時の告知手順、差し替えや臨時投稿の締切、素材提出の締切も確認します。

失敗の開示

信頼は「できなかった話」からも見えます。

成果が出なかった案件で、原因(作り物/予約までの道/需要)の切り分けと、直し方を説明できるかを確認します。

対応範囲外や方針の不一致を正直に伝える会社は健全です。

契約の決まり・権利・守るべきこと

結論は「紙で細かく決めて、解釈の余地をなくす」ことです。

期間・解約・権利・個人情報・各種ガイドラインを明文化し、返信の約束と審査の流れまで一体で設計します。

ここがあいまいだと、費用とリスクが雪だるま式に増えます。

契約期間・更新・解約

最低期間は3〜6カ月が目安です。

更新は自動か都度かを選択します。

解約は「30日前までに連絡」などを明記し、違約金の有無と計算のしかたも決めます。

途中で止める場合は「やった分は精算し、やっていない分は返金する」と定義します。

災害などで一時停止する時の扱いも決めておきます。

成果連動にするなら、計測の方法(計測用リンク、アクセス解析、電話計測)と対象の数字を限定します。

著作権・二次利用・転用

作ったものの権利を誰が持つかを明確にし、少なくとも病院側が「ずっと、どこでも、追加費用なしで使える」ことを確保します。

院内掲示やHP、求人票、学会、広告(ネットや屋外)への再利用の可否を列挙します。

出演者・音源・フォントなどの許可範囲、編集データの納品有無、再配布時のクレジット表記も決め、権利トラブルを防ぎます。

個人情報・写り込み・同意

患者さんや職員が写る場合は「同意の証拠」を残します。

写真・動画・症例・出演の4種の同意書をひな形化し、使い道・期間・取り消し方法・再利用の範囲を明記します。

未成年は保護者の同意が必須です。

同意IDと素材IDを台帳で結び、閲覧権限と保存期限を設定します。

取り消しの依頼があれば48時間以内に削除する約束も契約に入れます。

個人情報は最小限を取得し、DMで診療相談は受けず、公式窓口へ案内します。

ガイドラインの順守

医療広告の決まり、薬機法、各SNSのルールを契約に入れます。

NG表現(断定、比較で優位と決めつけ、誤解させる言い方)とOK例を並べ、違反時の直し方と費用負担を明記します。

医学的な正しさは病院が担い、表現と運用は代行が担うという役割を分けます。

審査の流れは「原稿→医師確認→法務/広報→最終承認→公開」とします。

緊急時は簡易ルートで2時間以内に対応できるようにします。

始めてから初回投稿までの流れ

結論は「工程を型にして、遅れの芽を先に摘む」ことです。

問い合わせの直後に、決めごと→キックオフ→撮影・制作→承認→初回投稿までを一直線に進めます。

各工程に担当と締切を割り当て、毎週/30日/90日で前倒し修正を行います。

要件定義

初回の打ち合わせで、目的(集客/採用/予約の最短化)と主要な数字(保存、プロフィール遷移、外部クリック、予約完了)を決めます。

診療科の特徴、想定する来院者像、競合状況を1枚に整理します。

投稿は「短い動画/画像を並べた説明/写真」の比率も決めます。

プロフィール文、リンク、LINEの連携優先度もここで合意します。

キックオフ(体制・返信の約束・緊急対応・素材運用)

体制は「医師→広報→最終承認」の3段にします。

返信は平時24時間以内、緊急時は2時間以内とします。

緊急対応は、監視する言葉、一次対応の文例、上の担当に渡す順番(広報→医療安全→法務)を明文化します。

素材は台本ひな形、撮影リスト、同意の運用(ID紐づけ・取り消しの約束)を統一します。

データは共有ドライブで版管理し、差し替えの締切を明記します。

撮影・制作・承認の時間割

月1回、半日〜1日で4〜6本をまとめ撮りします。

週の流れは「編集→チェック→医師確認→最終承認→予約投稿」にします。

ストーリーズやXの速報は当日枠で柔軟に運用します。

カレンダーには季節テーマと院内ニュースを先に置き、荒天・設備トラブル用の差し替え枠も確保します。

承認は通常48時間、緊急は2時間の短いルートも用意します。

初回30日・90日のチェック

30日目には以下のチェックを行いましょう。

保存、プロフィール遷移、外部クリックを見て、
冒頭3秒のつかみ、行動ボタンの場所、字幕の読みやすさを2案で調整

60日目はプロフィール文・リンク・予約ページの項目数を減らし、少額広告で底上げします。

90日目は予約完了や電話計測、LINEの動きをまとめて見直し、勝ち企画を連載化します。

予約の道筋と計測の設計

結論は「道筋を一本にし、数字で詰める」ことです。

予約・問診・電話の入口を最短で示し、SNSごとの計測も同時に設定します。

これだけで離脱を大きく減らせます。

プロフィールとリンクの設計

プロフィールの最初に「誰向け・診療時間・最短の行動(予約)」を明示します。

リンクは多くても3つにし、以下の3つを並べます。

①Web予約
②LINE(問診/資料)
③電話(計測用番号)

予約ページは、開いてすぐに予約ボタンが見え、入力項目は最小限にします。

LINEのメニューは「受診案内/予約/問診/アクセス」を並べます。

画像のカルーセルでは「当日の流れ・持ち物・お金の目安」を図で見せ、クリック前の不安を先に解消します。

外来の混雑などはXで補足し、最終的な案内は常に「予約」へつなげます。

計測の設定

SNSごとに計測用の印をリンクに付けます。

アクセス解析ツールのイベントは「プロフィールへ→外部クリック→予約ページ到達→予約完了」で設定します。

LINEは友だち追加・メニュータップ・URLクリックを取得します。

予約フォームは各段階の離脱を取得します。

電話は診療科ごとに計測番号を使い、着信数・応答率・通話時間を見ます。

数字は見やすい画面にまとめ、毎週は手前の数字を、毎月は最終の数字を見ます。

広告は自然投稿と名前で区別して、混ざらないように管理します。

保存・プロフィール・外部クリックのつながり分析

保存が低い時は「冒頭3秒のつかみ」「共感できる構図」「字幕の読みやすさ」を2案で試します。

保存は高いのにプロフィール遷移が弱い時は、「誰の何を解決するか」を1文で足します。

プロフィールは見られているのに外部クリックが弱い時は、プロフィール文の行動ボタンとリンクの並びを直し、予約ページの余白と項目数を減らします。

LINE経由が強ければ、メニューの配置を広げます。

毎週は1つの数字だけを直し、道の「段差」を一つずつ削ります。

院内体制の最小設計と運用の守り

結論は「少人数×はっきりした責任×標準手順」が有効であるということです。

体制がぼんやりしていると、品質もスピードも落ちます。

役割と返信の約束、承認の道、チェックリスト、緊急対応を1枚にまとめます。

外部に任せても、最終責任は院側にあります。だからこそ「燃えにくく、止まらない」土台が必要です。

役割分担

基本は三位一体で運用します。

医師は医学的な正しさとNG表現の最終線を担います。

広報は台本、撮影段取り、表現調整、予約までの道づくりを担います。

最終承認者は公開可否とクレーム判断を担います。

一次対応は受付や広報が文例で受け、医療相談は必ず公式窓口へ案内します。

返信は平時24時間以内、緊急時は2時間以内とします。

承認は通常48時間、差し替えは当日16時締切とするなど、具体化します。

毎週10分の立ち会いで進捗と詰まりを解消します。

外部には権限の範囲と「再委託しない」線引きを明示します。

投稿前チェックリスト

事故は「事前の型」で防げます。

確認するのは、以下の5つです。

①医療広告・薬機法の適合
②患者の特定を防ぎ同意を管理しているか
③事実確認と出典
④権利(肖像・著作・音源・フォント)
⑤予約までの道のテスト

症例は匿名加工と書面同意を台帳で紐づけます。

未成年は保護者同意を取得します。

比較や体験談は条件と根拠をセットにし、断定は避けます。

プロフィール・リンク・予約ページの表示を実機で確認します。

字幕の読みやすさ、音量、サムネの誤解の有無も点検します。

チェックは必ず2人以上で行い、承認ログを保管します。

緊急対応

監視する言葉を設定し、時間帯ごとの当番制で運用します。

火種を見つけたら、「確認中・公式窓口はこちら・次の更新予定」を短文で即掲出します。

個別診療の判断は行いません。上に渡す順番は、広報→医療安全→法務→経営とします。

削除の基準(誹謗中傷、個人情報、医療安全上の虚偽)を明記します。

最新情報は固定投稿に集約し、更新の履歴を残します。

事後は原因(作り物/導線/運営)を分け、直す策と再発防止を公開します。

対応の目安は「最初の返答2時間、仮対応6時間、確定24時間」です。

四半期に一度、訓練を行います。

作り方の標準化と広告の併用(効率×成果)

結論は「型×カレンダー×小さな広告」を組み合わせることです。

迷わず作れるフォーマット、止まらない撮影と承認のリズム、届く人数を底上げする広告の役割を先に決めると、作る手間が下がり、予約までの到達が安定します。

投稿フォーマットと連載化

型は4つで十分です。

①よくある質問では症状別の「受診の目安」を30秒でまとめます
②季節ものは花粉・熱中症・感染症を前もって発信します
③院内紹介は動線・待合・設備をスライドで示します
④啓発は検診・ワクチンの良さを根拠つきで説明します

すべて「冒頭3秒のつかみ/ひと言の利点→根拠→次の一歩(予約・LINE)」を共通化します。

表紙は太い文字、字幕は大きくします。ハイライト名も統一します(受診ガイド/アクセス/採用)。

当たった投稿は連載化し、曜日と時間を固定します。

30日・90日のカレンダー運用

月1回の半日撮影で4〜6本を確保します。

週の決まった流れ(編集→チェック→医師確認→最終承認→予約投稿)に載せます。

30日目は手前の数字で詰まりを特定します。

60日目は予約ページの余白や項目数を削減し、LINEメニューの配置も見直します。

90日目は勝ち企画を連載に格上げし、枠の配分を再設計します。

荒天・設備不具合用の差し替えひな形も用意します。

当日情報はストーリーズやXで速報します。

広告の使い分け

広告は「広く届けること」と「名前で探す人を取りこぼさないこと」に限定して使います。

認知は表示や再生を伸ばし、獲得は予約やLINE登録に最適化します。

素材は普段の投稿と同じ作りにします。

名前で探す人向けは、離脱者や保存した人にもう一度届けます。

キャンペーン名は媒体・目的・診療科で整理し、計測用リンクで自然投稿と厳密に分けます。

毎週は表示単価・クリック率・外部クリックを見て、毎月は予約と電話で評価します。

予算は「勝っている枠」に寄せ、成果が弱い枠はすぐに止めます。

ミニ事例(簡潔)/詳細は関連記事へ

現場で再現しやすかった3つの型を共有します。

どれも「道の段差を削ること」「一次情報で不安を下げること」「数字で早めに直すこと」で伸びました。

予約導線の最適化(Instagram→プロフィール→LINE/予約)

小児科の「キャップスクリニック」では、公式サイトで24時間のネット予約と事前のWeb問診を明確に案内し、Instagramでも“来院前に知りたいこと”を継続発信しています。

これにより、ユーザーはプロフィールから予約や問診への導線を迷わずたどれるようになっています。


一方、栃木の「西真岡こどもクリニック」では、公式サイトで「当日の順番予約(アイチケット)+Web問診」の流れを一目で把握できるように整理しています。

診療運用の注意点も随時更新し、来院前の不安と電話混雑を抑えています。

採用ブランディング(スタッフ連載→応募増・ミスマッチ減)

北九州の「小倉記念病院」は、Facebookや院内ポリシーに基づくSNS運用で、病院の日常や人材に関する一次情報を継続発信しています。

求職者が知りたい“現場の空気”や取り組みを写真+長文で可視化し、採用情報への導線を確保しています。


同院の過去の講演資料でも、採用・広報目的でのSNS活用と運用設計の考え方を示しています。

実運用に裏付けられた発信は、説明会参加や問い合わせへの心理的ハードルを下げ、ミスマッチ低減にも寄与します。

地域啓発(検診・予防接種の定期配信→再診率アップ)

「西真岡こどもクリニック」は、季節トピックや当日の運用情報を公式サイトで先出し・即時更新しています。

必要な人が必要なタイミングで受診できる状態を保ち、無用な電話集中を抑制しています。


さらに、長尺の体系的な学びの受け皿としては、千葉の「亀田メディカルセンター」公式YouTubeが参考になります。

院内ツアーや医療解説を整理して公開し、短尺SNSから流入した人が“詳しく知る”段に自然に進める設計になっています。

よくある質問(FAQ)

検討中によく出る3つの疑問を短く整理します。

判断を早めるためのひな形とチェック表は別記事で配布します。

まず基準を決め、小さく試し、数字で判断しましょう。

外部に任せるか、院内でやるか

週3本の継続と計測がむずかしい場合は、外部が最短です。

費用対効果は「月額÷(予約の増加+業務時間の削減)」でざっくり試算します。

体制は「医師・広報・最終承認」の三位一体がそろうかを確認します。

立ち上がりの早さは、ひな形の有無で決まります。

見るべき数字と報告

「手前→中間→最後」の順で見ます。

手前は保存とプロフィール、中間は外部クリック、最後は予約と電話です。

SNSごとに計測用リンクを用意し、LINEの動きや診療科タグで「後から効いた分」も把握します。

毎週は上位3投稿の学びを共有し、毎月は配分の見直しまで行います。

炎上・クレーム対応の範囲

返信の約束と役割を契約に明記します。

平時は24時間、緊急時は2時間を基準とし、一次対応は広報が文例で行い、医療相談は公式窓口へ案内します。

削除の基準(誹謗中傷・個人情報・医療安全上の虚偽)を文章で定め、上に渡す順番も固定します。

まとめ

結論は、①目的→②計測→③体制→④作り方の順で設計すれば、外部に任せる価値を最大化できるということです。

費用は内訳を見える化し、数字は手前→中間→最後の三段で管理します。

体制は少人数×返信の約束を明確にし、制作はフォーマットとカレンダーで迷いを消します。

道のりは「プロフィール→LINE→予約」を一本にし、数字でこまめに調整します。


次の一歩は、①費用と内訳のチェック表、②数字と報告のひな形、③緊急対応の手引き、④30日/90日のカレンダー、⑤診療科別のネタ集をそろえ、今日から小さく試すことです。

まずは週3本の運用と初月レビューを行い、迷いを減らし、何度でも再現できる集客と採用を実装しましょう。

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